ちょっと調べ物を
先日書いた文章でわからないままだった内容です。
要はネットでは青山繁晴氏が「文科省参与である事実を確認出来ない」ということです。
————————————以下私の書いた文章————–
追記:上記のYOUTUBEの音声に青山繁晴氏自身が「文科省の参与」だとおっしゃていますが、その確証がネット上では探しだせませんでした。
●青山繁晴氏プロフィール – aoyamainsj2014
http://aoyamainsj2014.jimdo.com/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E7%B9%81%E6%99%B4%E6%B0%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB/
こちらには
「【公職/現】▼ 文科相任命による文科省参与(日本原子力研究開発機構改革本部委員)」
と記されています。
●【寄稿】独立総合研究所社長・青山繁晴 病理に気づく:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/130930/evt13093010080001-n2.html
産経新聞デジタルのプロフィールには同様の役職が記されています。
が、彼の所属する独立総合研究所のWEB
●独立総合研究所
http://dokken.co.jp/corporate/about.php
にも、
- 内閣総理大臣の任命により原子力委員会(原子力防護専門部会)
専門委員に就任(~24年10月まで)。
という記述はありますが、上記の肩書は記されていません。
彼の個人HPである
●青山繁晴個人ホームページ
http://shiaoyama.com/plofilem.htm
にも
●ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
http://blog.goo.ne.jp/shiaoyama_july
にも記述はありません。
●独立行政法人日本原子力研究開発機構
http://www.jaea.go.jp/index.html
上記行政法人のサイト内検索をしましたが名前は発見できませんでした。
また、
●青山繁晴 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E7%B9%81%E6%99%B4
にも文科省関連役職は”元”であり現職である旨の記載はありません。
ほんと、ネットってあてにならないっすね・・・
———————————以上前記事———
これが先日までの記事。
「文科省参与って本当か?」と疑問に思ったので調べました。
まず独立行政法人日本原子力研究開発機構に電話して問い合わせしました。
広報の方に繋いでいただき、確認しました。
————–以下日本原子力研究開発機構広報の方とのやりとり———-
「改革本部の参与に青山繁晴さんという方はいらっしゃいますか?」
「あーあ、TVによく出てらっしゃる方ですね。改革本部には参与という役職はありません。参事という役職ならあります。」
「外部の第3者委員会のような方はいらっしゃいますか?」
「こちらではそのような方は承知しておりません。」
「それでは何かの間違いなんでしょうか?」
「いやー・・・青山繁晴さんはなんとおっしゃているんですか?」
「文科相任命による文科省参与とおっしゃています」
「それでしたら文科省にお尋ねになれば詳しくわかると思います。」
「わかりました。問い合わせしてみます。ご丁寧にありがとうございました。」
————–以上やりとり終わり——————————
大変丁寧に教えていただきました。
その後、文科省に問い合わせてみました。
文科省のHPには彼の名前がありましたが、参与という役職はありませんでした。
資料1-1 改革本部設置について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/…/1336118_1_1.pdf
———–(以下文科省とのやりとり————————
「日本原子力研究開発機構に関してお問い合わせしたいのですが、WEBにある
日本原子力研究開発機構改革本部の設置について有識者に青山繁晴さんという方のお名前があり役職が有識者となっているのですが、文科省や改革本部では有識者のことを参与という名称で呼ぶことがあるのでしょうか?」
「はい文科大臣から参与という役職で任命しています。」
「では有識者=参与と考えていいのでしょうか?」
「はい、そうなります。」
—————————————————–
こちらも丁寧に対応していただきました。
うーん、面倒臭かったが確認が取れました。
ほんとネットだけではわからないこともありますね。
あと文科省と日本原子力研究開発機構はそんなに連携が取れてないんですね。
ネットだけの情報に頼るのはよくないですね。
ましてや2chとかまとめサイトは疑った方がいいですね。
ジャーナリストではない私にとっては初めての取材ごっこでした。