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マックジョブは革命たりえるか?

01 6月

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ここ最近、人出不足やパワーアップだと私の中では話題のすき家ですが、5/29に29=肉の語呂合わせでツイッターで#すき家ストライキというハッシュタグが出来るほど世間様をお騒がせしているようです。

そこでネットニュースでは色々書いてあるんですが、ネットニュースって実にお気軽に書けるんですね。

すき家ストに揺れるゼンショー社長に「転向」の過去 社会主義革命目指した「全共闘」世代 | 企業インサイダー | キャリコネ
http://careerconnection.jp/biz/studycom/content_1503.html

すき家ストに揺れるゼンショー社長に「転向」の過去 社会主義革命目指した「全共闘」世代
http://blogos.com/article/87520/?utm_content=buffer31ffb&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

という記事。

この記事に対して、

という佐々木俊尚氏の素直な感想もあるわけです。

だけどあれ?と思うことも。記事にも次のような記述があります。

日経ビジネスに掲載された2010年のインタビュー記事によると、小川氏は1968年に東京大学に入学。当時の日本は急速に経済発展を果たす一方で、労働災害が増え、現場で働く人が「高度成長期の犠牲」になっていた。

既に1回記事になっているものを参考にしているようです。

で、参考にしたと思われる日経ビジネスの記事が、

牛丼と革命―未来世界のマックジョブ | 橘玲 公式サイト
http://www.tachibana-akira.com/2010/12/987

この記事は2010年に書かれていて、かなりおかしいことも書かれている訳ですが、

この全共闘に参加して、その後吉野家に入ったいた話は、2010年にまとめられています。

元の記事には結構えげつないことも書かれてまして・・・

社員には「ゼンショーグループ憲章」という小冊子が配られるが、ここには「社員は群れてはいけない」「いい人に思われるようにするな」などの精神論と同時 に、「商談は30分」「歩く時は1秒に2歩以上」などの行動規範もこと細かに定められている(「憲章」にはシリアルバンバーが打たれ、なくすことは許され ない)。

ワタミっぽい

顧客の回転効率を高めるため、すき家ではカウンター席の牛丼を原則10秒以内で出すことになっている(吉野屋は15秒)。クルーは、「いらっしゃいませ」 と声をかけてからの動作を、体のバランスから手の動かし方まで、秒単位で訓練されている(たとえば丼を下げるときは、左手でトレーを持ち、右手で専用ナフ キンを使って、肘から下を使ってテーブルをZ字に拭く。上腕を使うと動きが大きくなり、時間をロスするからだ)。

10秒以内はちょっと無理じゃないっすか?

こうしたクルーの“ロボット化”によって、すき家だけが、深夜のワンオペ(ワンオペレーション。調理と接客を1人でこなすこと)を可能にした。そのかわり全店には監視カメラが設置され、監視役の社員が24時間、クルーの動きをモニターしている(防犯対策の意味もある)。

カメラは防犯対策の意味もあったようですが、現実には強盗入られまくりでここで言う防犯とは従業員から店舗に対する意味であることがそののち証明されてしまうわけです。

新入社員は4月1日から11日間、「ブートキャンプ」と呼ばれる合宿に送り込まれる。その目的は「学生時代の誤ったリーダーシップ観を徹底的に否定する」 ことで、訓練や討論によってゼンショー憲章への絶対服従を叩き込んでいく。――これは海兵隊の新兵訓練(スタンリー・キューブリックの『フルメタルジャ ケット』で描かれた)や、ヤマギシ会の特講(米本和広『洗脳の楽園』)と同じ典型的な洗脳技法だろう。index

 

 

 

 

 

 

これはこれは・・・革命戦士くずれがよく陥るパターンです。ヤマギシ会なんてもろにそうです。

 

更に、

ゼンショーのスゴさは、「食の安全」を偏執狂的に追及するところにも表われている。<

として

さらには北海道に自前の牧場を持ち、子牛から育てて牛肉にするまでの過程を検証し、牛肉のリスクや安全性をすべて把握しようとする。「食の安全にかけるコストは無制限」(小川社長)なのだ。

コストは無制限だそうです(ただし食の安全についてであって人件費ではない)

そして、著者は次のようなことも書いている。

軍隊では、命令に従って敵兵や民間人を殺害したとしても、兵士個人の責任は問われない。同様にマックジョブでは、規則やルールに従っているかぎり、 社員やクルーはいっさいの責任から解放されている。規定の時間内に決められた動作ができさえすれば人格は評価に関係ないのだから、人間関係で悩むこともな い。マックジョブは、外国人労働者だけでなく、障害者や性的なマイノリティなど、差別の対象とされるひとたちも平等に扱うことができるのだ。

ワンオペで人間関係云々というのは屁理屈な感じ。
「障害者や性的なマイノリティなど、差別の対象とされるひとたちも平等に扱うことができるのだ。」これって本当だったんでしょうか?

マックジョブには「自己実現」はないけれど、仕事で悩んでうつ病になったり、自殺したりすることもない。

最後の一文が非常に疑問符が付くというか
まあ現実には業務委託という形を取ることにより、過労死まで産んでいる状況。
この頃は問題になってなかったんですかね。
記事のなかにはひとつも人件費や給料に関する記述がない。

そして著者は最後にこう語っている。

未来世界のマックジョブは人間性への冒涜なのか、それとも救済なのか。私にはまだわからないが、すくなくともこれが異形の社会実験であることは間違いない。

社会実験であったわけですか。

なんかこの著者のスタンスというますか文章が不気味なんです。
この記事自体が紙面からの抜粋となっていてなんだかな・・・と思ったり。

下のコメント欄には記事にこれに応えるような文章があったりします。
2010年の時点で今ある指摘は殆どされてたんですね。
ただこれだけ書いた日経ビジネスに関してはいい記事を書いたと思いますが。

—————————————————————

●私も日経ビジネスを読んだとき
恐怖感を覚えました。

共産主義と同じ位怖い。
トップが暴走した時
一億玉砕する組織に
なってしまう予感が。

●現場では浸透してませんでしたよ
マックジョブで鬱になったり自殺した方もおられたので記事を読んでいませんが、確かにトップに近い方々は宗教じみていたように思えました。食の安全を求めているのかもしれませんが表にでていない不祥事もありましたよ。

●なるほど。
マックジョブで働きながら、「愛情空間や友情空間で他者から承認されること」もないので、日本人はどんどん自殺するんですね。

●>軍隊では、命令に従って敵兵や民間人を殺害したとしても、兵士個人の責任は問われない。
戦争に負ければ、命令に従ったことを問われて戦犯になるんですが。
権限が無いのに責任があるマックジョブも、普通にあると思います。

●世界から飢餓と貧困をなくす前に、自社・グループ従業員の心の飢餓と貧困をなくすほうが先じゃないのかね?革命家・思想家としては優秀だろうけど、「すき家」にみられる深夜の強盗発生率の高さ・労基法関連の訴訟の多さ等、法治国家の企業経営者としては甚だ疑問符。営利最優先、人をただの「駒」としか見ていない経営者の典型だと思うが

●私、ゼンショー元社員です。入社したのは、その世界から飢餓と貧困をなくすという理念に引かれて、最初本社で働いてたごろ、この会社すごい、よし、頑張ろうという気持でしたが、
店長になってわずか半年でやめました。
深夜ワンオペの辛さ、やったことない人はわからないと思います。
そして、やっと朝が来て、耐えてたぞと思ったら、どっかの店舗人が足りないから行ってくれっと、上司から連絡が来て、結局私最長で26時間連続勤務したことがあります。
社内で、「回転」という言葉があります。1回転は拘束時間24時間を勤務したということ。
3回転までされた同期もいますし、月に280時間以上に働いているアルバイトの方もいます。

私やめるの前に、ある長く働いてたアルバイトの方が長時間勤務で、店で倒れ、病院まで救急車で運ばれました。その時本当に思ったのは、世界の貧困をなくす前に、従業員の労働環境を改善すべきではないでしょうか?

——————————————————-

 

共産主義と一緒で幹部は裕福、労働者は貧乏のまま。そして革命は変化の季節を迎え次にどんな革命的マックジョブが登場するのか?それはフルメタルジャケットのようなベトナム戦争ではないのか?それを世間は見抜けるか?

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投稿者: : 2014/06/01 投稿先 JOB

 

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