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日別アーカイブ: 2011/11/29

小林信彦は今のうちに読んでおけ

森繁さんの長い影

小林信彦の「森繁さんの長い影」を読了。

週刊文春のコラムをまとめた本です。

私は小林信彦の著作が好きで、かなり信頼している。

若い頃のエッセイでもかなり好き嫌いが多いようで、また後年に読む私たちは小林自身の文章でしかわからないので中森明夫から”小林信彦史観”と呼ばれることもある。

年寄りの愚痴みたいなのはちょっと・・・だが基本的に好きである。
談志は「自称天才」とバッサリ切り捨て、志ん朝が好きなようだ。
名人―志ん生、そして志ん朝 (文春文庫)

かなりお年なようで眼が芳しくないらしく、TVを余り見ずにラジオを聴くようだ。

特にTBSを聴いているようだが、TBSがストリームを終了させ、伊集院光の「日曜大将軍」が終了した後は文化放送を聞くのが増えたようだ。ここからTBSラジオはおかしくなったと言い切っている。

年寄りの愚痴は嫌いだが、戦中~戦後の記述には色々と学ぶところが多い。

この本の中での「不安な時代の読書」というコラムには次のような記述がある。

いいですか。<新型爆弾(原爆)>が広島、長崎に落とされたとき、大新聞は「白い布をかぶっていれば大丈夫」と読者に呼びかけたのですよ。白い布は光を反射する、とか、あとで考えればムチャクチャな話です。

これは東京電力福島第1原発事故の頃、「ティッシュでも放射線は通さない」とか抜かしていた、いわゆる御用学者と変わらないわけで、こういう大惨事の時にパニックを抑えようとしたのか、隠そうとしたのか、戦中と今は変わらんですなぁ。これは政権が民主党であろうが自民党であろうが共産党だろうが同じことをしただろうなと思っている。

また別の本、
B型の品格―本音を申せば

では”何故日本人は血液型を気にするのか?”という疑問に

(アメリカ人は自分の血液型を知らないという人が多いらしい)

戦中にいざと言う時に輸血しやすいように自分の洋服に血液型を書かされたため

らしい。

ただ、タイトルにもあるようにこの人は血液型で性格の傾向があると思っているようで、そこが気に入らないのだが。

映画の批評も見たくなるように巧いプロットと批評を書く。戦後から見ており黒澤映画はリアルタイムで見て日本では劇場未公開のものまで見ているので説得力が違う。

最近のお気に入りは長澤まさみ、堀北真樹、綾瀬はるか、小池栄子のようである。

しかし最初に書いたように、またエッセイでも自身でもそろそろ・・・という感じになっているので、読むのは今のうちである。

たぶん、死後に今絶版になっているのが復刊するかもしれないが。

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投稿者: : 2011/11/29 投稿先 芸能,

 
 
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